賃貸経営というと、家賃収入や空室率、利回りなど数字の管理をイメージする方が多いかもしれません。
私自身も大家になったばかりの頃は、毎月の収支やローン残高ばかり気にしていました。
しかし10年以上大家業を続けてきて感じるのは、本当に心に残るのは数字ではなく「人との関わり」だということです。
今回は、入居者様からいただいた「ありがとう」の一言に救われた体験を通して、大家業の本当の価値についてお話しします。

大家になった頃は数字ばかり見ていた
大家になったばかりの頃は、毎月送られてくるレントロールを確認し、空室率や家賃収入、ローン残高ばかり気にしていました。
「あと1部屋決まれば楽になるのに」
「もう少し稼働率が上がれば安心なのに」
そんなことばかり考えていたように思います。
当時の私は、賃貸経営とは数字を管理する仕事だと思っていました。
DIY中にいただいた飲み物の差し入れ
空室対策のため、主人と二人でDIYを行っていた時期がありました。
初夏の暑い日、汗だくになりながら作業をしていたところ、隣に住む入居者様が飲み物を差し入れてくださいました。
さらに何度か通ううちに、私たちが来ることを覚えてくださり、あらかじめ飲み物を用意してくださることもありました。
そして、
「頑張ってるね!」
と声をかけていただいたのです。
その一言がとても嬉しく、今でも忘れられない思い出になっています。
20年以上住んでくださる入居者様の存在
長年大家業を続ける中で、20年以上住み続けてくださっている入居者様もいます。
その方は共用部の掃除やゴミ箱の管理など、長年にわたり物件を見守ってくださいました。
以前、キッチンの蛇口をハンドル式からレバー式へ交換したことがありました。
後日、管理会社さんから
「とても喜んでおられましたよ」
と聞いた時は本当に嬉しかったです。
直接お会いする機会はなくても、こうした言葉は大きな励みになります。
「ありがとう」の一言が大家を支える
大家業には、空室や修繕、家賃滞納など大変なこともあります。
時には思うようにいかず、落ち込むこともあります。
それでも続けてこられたのは、入居者様や管理会社さんからいただいた
「ありがとう」
という言葉があったからです。
何気ない一言かもしれませんが、その言葉には大きな力があります。
大家業は人との信頼関係で成り立っている
賃貸経営は建物を管理する仕事でもありますが、同時に人との関係を築く仕事でもあります。
入居者様、管理会社さん、工事業者さん、不動産会社さん。
多くの人に支えられて大家業は成り立っています。
数字だけでは見えない価値が、そこにはあります。
だからこそ、日頃から感謝の気持ちを忘れず、信頼関係を大切にしていきたいと思っています。
まとめ
大家業を始めた頃は、家賃収入や空室率ばかり気にしていました。
しかし10年以上続けた今、本当に心に残っているのは人との関わりです。
DIY中にいただいた差し入れ。
設備改善を喜んでくださった入居者様。
管理会社さんからの感謝の言葉。
その一つひとつが、大家業を続ける力になっています。
数字も大切です。
しかしそれ以上に、人との信頼関係や感謝の気持ちを大切にすることが、長く大家業を続ける秘訣なのかもしれません。
関連記事