はじめに
家を売却する時、
「住みながら売るべき?」
「先に引っ越した方がいい?」
と悩む方は多いと思います。
私自身、中古住宅を2回売却しましたが、どちらも住みながら売却しました。
理由はとてもシンプルで、
「いつ売れるか分からなかったから」です。
一方で、資金に余裕がある方や、仕事などで内覧対応が難しい方は、先に住み替えてから売却する方法もおすすめです。
今回は、実際に住みながら売却して感じた大変だったことと、少しでも負担を減らすコツをご紹介します。

一番やって良かったのは不用品を減らしたこと
住みながら売却する時、一番やって良かったのは、早めに不用品を減らしたことです。
不動産会社からも「できるだけ物を減らしてください」と何度か言われました。
物が少なくなると掃除がしやすくなり、部屋も広く見えます。また、引っ越し先で使わない家具や家電を先に処分しておくことで、引っ越し準備の負担も減らせました。
一度にすべて片付けようとすると大変なため、本や雑貨、使っていない家具などから少しずつ整理しておくのがおすすめです。
生活感はあっても「片付いた家」を目指しました
私は売却前、「誰も住んでいない家の方が売れやすいのではないか」と思っていました。
しかし、不動産会社へ確認すると、「居住中でも、購入後の生活をイメージしやすいというメリットがあります」と教えていただきました。
家具が置いてあっても問題ありませんが、物が多く、ごちゃごちゃしていると部屋が狭く見えてしまいます。
そのため、生活感を完全になくすのではなく、「実際の暮らしを想像できる、整理整頓された家」を目指していました。
一番大変だったのは急な内覧対応
一番苦労したのは、急に入る内覧でした。
特に印象に残っているのは、同じご家族が4回目の内覧に来られた時です。
前日に不動産会社さんから
「明日もう一度見たいそうです。」
と連絡がありました。
翌日は午前中から帰省する予定だったため、本当はお断りしたかったのですが、
「今回が最後になると思います。」
と言われ、内覧を受けることにしました。
内覧前日と当日に準備したこと
住みながら売却すると、生活を続けながら、できるだけ生活感を抑える必要があります。
私が内覧前日までに行っていたのは、次のようなことです。
-
不用品や洗濯物を片付けるける
-
床や窓枠を掃除する
-
洗面所の三面鏡を磨く
-
お風呂やキッチンなどの水回りを念入りに掃除する
-
玄関の靴や傘を必要最低限にする
-
ゴミを出して、においが残らないようにする
-
内覧者様用のスリッパを準備する
特に水回りと玄関は生活感が出やすいため、毎回念入りに整えていました。
当日は家全体を換気し、内覧開始の10分ほど前にすべての部屋の照明をつけて、明るく見えるようにしていました。
午前中に内覧がある日は、洗濯を前日までに済ませるか、内覧後に行うようにしていました。
生活している家を毎回きれいな状態に戻すのは大変でしたが、少しずつ片付けや掃除を続けておくと、急な内覧にも対応しやすくなりました。
思っていた以上に細かい場所まで見られる
家を見学される方は、想像以上に細かいところまで確認されます。
私の場合は、
- 食洗機の中
- キッチン収納
まで開けられました。
もちろん全員ではありませんが、収納まで確認される方も珍しくありません。
そのため、表面だけ掃除すれば良いというものではなく、収納の中まで気を配る必要がありました。
家族にも協力してもらう必要がある
内覧中は購入希望者の方が気を遣わないように、
家族には外出してもらっていました。
週末に内覧が入ることが多かったため、
家族全員の予定を合わせるのも意外と大変でした。
一般媒介契約の場合は、不動産会社ごとに内覧時間が違うため、
午前と午後で別々に対応したこともあります。
内覧中は質問されたことだけ答えました
初めて内覧を受ける時、不動産会社へ「内覧中はどうしていれば良いですか?」と確認しました。
担当者からは、「質問があった時だけ答えていただければ大丈夫です」と言われました。
そのため、私は内覧者様と少し距離を取りながら、質問されたことだけに答えるようにしていました。
自分から詳しく説明し過ぎると、気にしていなかった部分まで意識させてしまう可能性があります。気になる点がある場合は、どこまで説明するべきか事前に不動産会社へ相談しておくと安心です。
お茶出しをお願いされたこともありました
一度だけ、
不動産会社さんから
「お茶をお願いできますか。」
と言われたことがあります。
お子さんも一緒だったため、飲み物まで用意しました。
掃除だけでも疲れている中で、お茶出しまで加わると負担はさらに大きくなります。
現在では必須ではないケースが多いですが、このような対応をお願いされることもあると知っておくと安心です。
内覧は30分〜1時間かかることもある
内覧時間は、
短くても約30分、
長い場合は1時間程度かかることもありました。
気配りのできる営業担当者さんは、
「全体ご覧いただけましたでしょうか?」
と自然に切り上げてくださることもありましたが、
そうでない場合は、こちらから帰ることを促しづらく、とても気疲れしました。
旅行や予定は事前に伝えておくと安心
家の販売が始まったら、
旅行や帰省などの予定は早めに不動産会社へ伝えておくことをおすすめします。
事前に共有しておけば、
無理な内覧予約が入りにくくなり、自分自身も気持ちに余裕が持てます。
小さなお子さんの安全にも注意
内覧では小さなお子さんを連れて来られることも少なくありません。
親御さんは家を見ることに集中してしまうため、
階段や段差などでケガをしないよう、こちらも少し気を配る必要がありました。
どうしても対応できない時は鍵を預けたこともある
どうしても立ち会えない日は、
不動産会社さんへ鍵を預け、
見学後にポストへ返却していただいたこともありました。
すべてを自分で抱え込まず、
状況に応じて柔軟に対応することも大切だと思います。
まとめ
住みながら家を売却すると、急な内覧対応や掃除、家族の予定調整など、想像以上に負担がかかります。
私が2回の売却で、やって良かったと感じたのは次のことです。
-
早めに不用品を減らす
-
毎日の掃除に少しずつ内覧準備を取り入れる
-
玄関と水回りを特にきれいにする
-
内覧予定を家族と共有する
-
内覧中は質問されたことだけに答える
-
対応できない時は不動産会社へ相談する
生活感を完全になくす必要はありません。購入後の暮らしを想像してもらえるよう、整理整頓された状態を目指すことが大切だと感じました。
住みながら売却できれば、新居との二重払いを避けられる可能性もあります。無理に完璧を目指さず、不動産会社や家族にも協力してもらいながら進めることが、負担を減らす一番の方法です。
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