はじめに
不動産投資と聞くと、
「毎月家賃が入る不労所得」
というイメージを持つ方も多いと思います。
私自身も不動産投資を始める前は、
株式投資ほどではないにしても、比較的手間の少ない投資だと思っていました。
しかし実際に大家業を10年以上続けて感じるのは、
不動産投資というより「不動産経営」に近いということです。
今回は、不動産投資を始める前には分からなかった時間的負担についてお話しします。

不動産投資は手間の少ない投資だと思っていた
不動産投資を始める前の私は、
家賃収入が入る仕組みさえ作れば、その後は比較的安定して運営できると思っていました。
管理会社へ管理費を支払っている以上、
- 空室募集
- 修繕手配
- 入居者対応
などは管理会社が対応してくれると思っていたのです。
もちろん、そのような管理会社も存在します。
しかし実際には、物件によって状況は大きく異なりました。
管理会社が機能しないと大家の仕事は増える
4棟所有していた頃を振り返ると、
管理会社がしっかり機能していたのは2棟ほどでした。
残りの物件では、
- 電話やメールでのやり取り
- 修繕内容の確認
- 空室対策の相談
など、多くの時間を使いました。
特に管理会社とのやり取りは、
想像以上に時間がかかることがあります。
担当者が変われば説明もやり直しです。
退職や異動があれば、また一から関係を築かなければなりません。
空室が出るとさらに忙しくなる
空室が発生すると、
大家の仕事は一気に増えます。
例えば、
- 募集条件の見直し
- 家賃設定の相談
- 修繕見積の確認
- リフォーム内容の判断
などです。
さらに空室期間が長くなると、
管理会社へ連絡しながら状況を確認する必要があります。
私自身も、
「最近問い合わせはありますか?」
と確認することが何度もありました。
DIYで現地へ何度も通った
以前、空室改善のためにDIYを行ったことがあります。
高速道路で何時間もかけて現地へ向かい、
ホームセンターで材料を購入し、
フローリングや壁の補修を行いました。
真夏の暑い時期だったため、
作業は想像以上に大変でした。
しかしその経験から、
現地へ行かなければ分からないことも多いと学びました。
不動産投資は人との関係で成り立っている
不動産投資は建物への投資だと思われがちです。
しかし実際には、
- 管理会社
- 不動産営業
- 修繕業者
- 入居者様
など、多くの人との関係で成り立っています。
そのため人間関係の構築にも時間がかかります。
優秀な担当者に出会えれば運営は楽になります。
一方で担当者が退職すると状況が変わることもあります。
今ならこう考える
今の私は、
不動産投資を「不労所得」とは考えていません。
もちろん家賃収入は魅力です。
しかし実際には、
長期的に運営していく経営の側面が非常に大きいと感じています。
だからこそ、
購入前から
「どのくらい時間を使う可能性があるか」
も考えるようになりました。
まとめ|不動産投資は経営に近い
不動産投資は何もしなくてもお金が入る仕組みではありません。
管理会社との連携、
空室対策、
修繕対応、
入居者対応など、
多くの業務があります。
もちろん物件や管理会社によって負担は変わります。
それでも私は、
不動産投資というより不動産経営という表現の方が現実に近いと思っています。
これから始める方には、
「不労所得」ではなく「長く付き合う経営」
として考えることをおすすめしたいです。