アパート経営を始めた頃は、
空室対策といえば設備を追加することだと思っていました。
Wi-Fi、宅配ボックス、モニター付きインターホン、ウォシュレットなど、
目に見える設備ばかりに注目していたのです。
しかし実際に大家業を続ける中で、
入居者様が本当に求めているのは設備そのものではなく、
日常生活の不便を減らすことだと気付きました。
この記事では大家歴10年の経験から、
設備投資よりも大切だった「不便解消」についてお話します。
この記事で分かること
- 空室対策で設備追加だけに頼る危険性
- 入居者満足度を高める考え方
- 不便解消が長期入居につながる理由
- 実際に行った改善事例

大家になった頃は設備を増やせば入居が決まると思っていた
大家業を始めた頃は、
他の物件との差別化ばかり考えていました。
設備が豪華な方が選ばれるはずだと考え、
新しい設備を付ければ空室は埋まると思っていました。
確かに設備は重要です。
しかし設備を増やしても、
入居者様が日々感じる不便が残っていれば満足度は上がりません。
入居者様は毎日の小さな不便に困っている
実際に運営を続ける中で、
入居者様から相談を受けることがあります。
その内容は、
高額な設備を希望するものではありませんでした。
例えば、
- 蛇口が使いにくい
- 照明が暗い
- 駐車場が停めにくい
- 共用部が汚れている
など、
日常生活で感じる小さな不便でした。
こうした不便は、
家賃や設備以上にストレスになることがあります。
蛇口交換で考え方が変わった
ある部屋で、
昔ながらのハンドル式蛇口が付いていました。
故障していたわけではありません。
しかし実際に使ってみると、
開閉に手間がかかり使いにくい状態でした。
そこでレバー式の蛇口へ交換しました。
費用はそれほど高額ではありません。
しかし使いやすさは大きく向上しました。
この経験から、
豪華な設備を増やすことよりも、
毎日の不便を解消する方が満足度につながると感じました。
不便解消は退去防止にもつながる
入居者様は、
設備が理由で退去するとは限りません。
むしろ、
小さな不満が積み重なることで退去を考える場合があります。
そのため、
設備投資だけではなく、
日常の使い勝手を改善することが重要です。
不便が減れば、
住みやすさが向上します。
結果として、
長く住んでいただける可能性も高まります。
今なら設備より不便解消を優先する
もちろん設備投資が必要な場面もあります。
しかし限られた予算の中では、
まず不便を解消することを優先します。
入居者様の立場になって考えると、
意外な改善点が見つかることがあります。
大家業では、
高額な設備投資だけが正解ではありません。
小さな改善の積み重ねが、
満足度向上や空室対策につながると考えています。
まとめ
空室対策というと設備追加に目が向きがちです。
しかし大家歴10年の経験から感じるのは、
本当に大切なのは入居者様の不便を減らすことです。
豪華な設備を増やす前に、
日常生活の中で不便な点がないかを確認してみてください。
小さな改善の積み重ねが、
長期入居や空室対策につながる大きな一歩になると思います。