はじめに
家を売却すると、不動産会社だけでなく購入希望者からも
「どうして売却するんですか?」
と聞かれることがあります。
私も中古住宅を2回売却しましたが、最初は
「どこまで正直に話せばいいのだろう」
と悩みました。
売却理由によっては、あまり話したくない事情がある方もいらっしゃると思います。
今回は、実際に2回の売却を経験して感じた「売却理由の伝え方」についてご紹介します。

売却理由は意外とよく聞かれる
売却理由は、内覧時にもっとも聞かれる質問の一つだと感じています。
質問する理由は購入希望者によって違いますが、多くの方は
- 何か住みにくい理由があるのでは?
- 近所に問題があるのでは?
- 建物に欠点があるのでは?
という不安を解消したい気持ちで質問されています。
だからこそ、必要以上に詳しく話す必要はありません。
私が一番おすすめしたいのは、
購入希望者の判断に影響しない範囲で、簡潔に伝えることです。
例えば、
- 転勤になったため
- 子どもの成長に合わせて住み替えるため
- 家族構成が変わったため
などは、購入希望者にとって安心できる理由になりやすいと思います。
一方で、
- 離婚
- 別居
- 家庭の事情
など、プライベートな内容まで詳しく話す必要はありません。
私が実際に聞かれた質問
内覧では売却理由以外にも、さまざまな質問を受けました。
例えば、
- 売却理由は?
- 今まで何組くらい内覧されていますか?
- 他に検討されている方はいますか?
- ご近所付き合いはありますか?
- 日当たりはどうですか?
- 騒音は気になりますか?
- 同年代のお子さんは近くにいますか?
- スーパーやドラッグストアはどこを利用していますか?
- おすすめのお店はありますか?
- 住んでいて気になる点はありますか?
- 設備の故障や修理歴はありますか?
- 浴室テレビは壊れやすくありませんか?
- 吹き抜けは冬寒くありませんか?
- 床暖房の光熱費は高くありませんか?
売却理由は、その中でも特によく聞かれた質問でした。
私が実際に答えた内容
1軒目
1軒目は住み替えのための売却でした。
子どもたちの成長や義母との生活環境の変化もあり、
住宅ローンと家賃を同時に負担していたため、住み替えることにしました。
そのまま「住み替えのためです」とお伝えしました。
2軒目
2軒目は少し事情が違いました。
戸建てを購入したあとに中古一棟アパートを購入し、
「戸建て1軒分の価格でアパートが買える」
ということを知りました。
その経験から、自分の中では戸建てを所有する価値観が変わり、まだきれいなうちに売却しようと思いました。
ただ、この考え方は一般の購入希望者には関係ありません。
そこで私は、
「住んでみたい地域があり、引っ越しを考えています」
とお伝えしました。
これも事実だったため、嘘はついていません。
正直に話した方が良いこと
売却理由は、
購入希望者が安心できる内容であれば、そのまま伝えて問題ない
と思います。
例えば、
- 転勤
- 子どもの進学
- 家族構成の変化
- 住み替え
などは、購入判断に悪影響を与える理由ではありません。
また、実際に住みたい地域について話した際は、偶然購入希望者の地元と同じ地域だったため、会話が弾み、お互い安心して話ができました。
あえて話さなくても良いこと
私が少し気になっていたことがあります。
家の前の道路に小さな段差があり、
大型トラックが速いスピードで通過すると
「ドン」
という音がすることがありました。
ただし、
- 一日に1〜2回程度
- スピードを落とせば音はしない
程度だったため、
「これは伝えた方がいいのかな?」
と不動産会社へ相談しました。
すると、
「その程度なら特別伝える必要はありません。」
と言われました。
感じ方には個人差がありますし、購入希望者全員が気になるとは限らないからです。
迷う内容は、一人で判断せず不動産会社へ相談することをおすすめします。
困った時は不動産会社へ相談
売却理由だけでなく、
「これは伝えるべき?」
と迷うことは意外と多くあります。
例えば、
- 小さな生活音
- ご近所との距離感
- 周辺環境
など、判断に迷うことがあれば担当者へ相談しましょう。
売却経験が豊富な担当者なら、
「伝えるべき内容」
「そこまで気にしなくて良い内容」
を教えてくれます。
一人で悩まず相談することが、安心して売却を進める近道になります。
売却理由と告知義務は別の話
売却理由は、購入希望者へすべてを詳しく話す必要はありません。
しかし一方で、建物や設備の不具合など、法律上や契約上伝える必要がある内容(告知事項)は別の話になります。
例えば、
- 雨漏りやシロアリ被害
- 給排水設備の故障
- 境界に関するトラブル
- 近隣との重大なトラブル
など、購入判断に大きく影響する内容については、不動産会社へ正直に伝え、相談しながら進めることが大切です。
「どこまで話せば良いか分からない」と迷う内容については、自分だけで判断せず担当の不動産会社へ確認することをおすすめします。
売却理由は簡潔に伝えれば十分ですが、告知義務に関わる内容は隠さず相談することが、後々のトラブル防止にもつながります。
まとめ
売却理由は、
正直に話すことは大切ですが、すべてを詳しく話す必要はありません。
特に、
- 話したくない家庭の事情
- プライベートな内容
まで説明する必要はありません。
購入希望者に影響しない範囲で、
簡潔に、事実を伝えるだけで十分です。
迷った時は一人で判断せず、不動産会社へ相談しながら進めることをおすすめします。
オススメ記事
・家を売る時に内覧で聞かれること|2回売却して分かった準備しておきたい質問
・家を売る時の訪問査定とは?|実際に2回受けて分かった当日の流れ